小学校の運動会で
少し風邪気味だったので、行こうかどうか迷ったのですが、
にぎやかなアナウンスに誘われて行ってきました。
自作の後援会勧誘のチラシと名刺を
運動会を見て、帰り道の保護者の方に配りました。
「受け取ってもらえないだろうな。。」
そんな風に思っていたのですが、
みなさん、笑顔で受け取ってくれて、少しの間になくなってしまいました。
こんな内容のチラシでした。
「本日は、運動会の開催おめでとうございます。
お子さまも保護者の方も一日お疲れ様でした。
ちょうど17年前、私もこの周南小学校で運動会に参加していました。
下田けんごと申します。
ふるさとの様子は変わりましたが、運動会の楽しさは変わりませんね。
3月まで私はNHKで番組を作ってきました。
最後の仕事は東日本大震災の取材でした。
現地ではたくさんのこどもたちが被害にあい、つらい思いをしていました。
みなさんも、放射線や大きな災害の恐怖を今まで以上に感じていると思います。
現地でいちばん感じたのは
市によって支援の内容やスピードが全然違うということです。
やはり市民の意見やアイデアに対して、きちんと対応する役所では、
素早い対応がされていました。
今こそ、子どもたちのために、君津市をもっと良い街にしたい。
それが私の願いです。」
私は仙台市若林区からの生中継と
山形県内に避難してきた福島県の方のニュース企画を担当していたので、
今回の大震災の被害の中で、自分自身が見たのはほんの一瞬であり、一部でしかありません。
ですので、震災を語るなどおこがましいことです。
ただ、震災数日後の避難所で廊下をよちよちと歩いていた
自分の娘と同じくらいの女の子の姿が今でも忘れられません。
今の私がよいまちづくりを目指すのにも少し関係があります。
今も、もちろんそうですが、
当時、被災地で、悲惨な目にあったみなさんは
みんな行政の助けを必要としていました。
しかし、その対応は様々でした。
もちろん、不眠不休の本当に大変な仕事をされている役場の方ばかりでした。
ただ、一方で感じたのは「ふるさとの君津市は大丈夫なのだろうか」ということでした。
命を守らなければ、
そんな一瞬の判断が迫られるのが震災です。
そういう時には
市民がどういうことを求めているかわかる市役所、
あるいは市役所がどういう課題を抱えているかわかる市民、
その両方が必要だと思っています。
そのためには、積み重ねだと思います。
お互いによく話し合う場を持つこと、きちんと意見を交換すること。
また、しっかりとした議員や市長を選ぶこと。
地域の活動を活発にしておくこと。
隣近所のことを少しでも知っておくこと。
いろんな事の積み重ねで、市役所は、街は
変わっていくのだと思います。
そのために、まずは一生懸命、街の人と話そう、
そう思いました。
本日の出会いに感謝です。