ごぶさたしました~介護の現場から
実は、はりきり過ぎたのか気管支炎にかかってしまい、寝込んでいました。
今は寝ている時も考えます。
「一日100人会えるのに、今日もマイナス100だ・・・」
君津市民は約9万人ですから、全員に会って、街の課題や悩みを聞きたい自分としては、
月に3000人だとしても、年3万6千人、
だから全員に会うには、2年半以上かかる長ーい道のりです。
にもかかわらず、ごめんなさい。
連絡を頂いた方もありがとうございました。
またみなさんに話を聞きに行きます!
さて、今日は先日聞いた介護の現場で働く方のお話です。
先日の震災、その方は君津市内の介護現場にいたそうです。
施設には体の状態に応じて、鼻からのチューブで栄養を取る方がいるのですが、
震災後、その栄養パックが底をつきそうになったといいます。
そうした方にとって栄養パックはまさに命の綱です。
それがなくなる、
介護で働くその人は手を尽くして探したそうです。
しかし工場がストップしていたり、
優先的に被災地に送られたりして、
どうしても、手に入らない。
困って、行政の担当者に電話すると一言
「そういうことは聞いていません」
そう、言われたそうです。
100歩ゆずって、行政の中立性とやらのために、
個別の事例に対応できないということかもしれません。
だけど、そこには人間がいます。
行政の担当者も人間です。
目の前に、その人がいなくても、その書類の先に、その電話の先に、
命の危機があることを気づかないのはおかしい。
結局、別の地方の業者からまわしてもらい、ことなきをえたということでした。
僕はこうしたことが許せないし、めちゃくちゃ怒りを感じます。
ただ、政治活動を始めた以上評論家じゃないのだから、
批判だけはできない。
具体的により良くしたい。
そう考えて思うのはやはり「積み重ね」です。
みんな忙しい、
みんな生活のことがある、
政治に興味がない
そんな理由で、あきらかに政治が信用できないという感じがただよっています。
だから、そのときのニュースの流れで政党で投票したり、
全然考えなく、誰かから推薦された人に入れたりします。
あるいは投票に行かない人もいます。
でもそれがいちばんの問題だと僕は思います。
東日本大震災で、やっぱり被災地の現場では
役所や政治になんとかしてほしいと
みんなが望んでいました。
でも、急にはどうにもならない。
役所や政治家によって、市民の感覚や悩みにどんどん答えていく役所と
それはできません、って言ってしまう役所に分かれていました。
それにはやっぱり信頼を積み重ねていかないと行けないと思います。
それには
ただ、市役所で職員にクレームをつけてもだめです。
ただ、そのままの現状のまま、おまかせでもだめです。
選挙のたびに、あるいは地域のできごとのたびに、
もっとこうしたらよいのに、
じゃあ自分たちでこうできないか、
そんな風に話し合いや協力を積み重ねられれば、
絶対にまちは良くなると思います。
市の職員を敵視しても、前進しないし、
まちを良くしたいと思っている職員もたくさんいます。
だって、高い税金払っているじゃないですか。
そして、せっかく自分の住む街だから。
と、そんな考えでいます。
しかし!こうした理想論、上から目線は本当にだめだめです。
僕はだめです。
ですので、そんな街になるにはどうしたらいいか考えています。
そして今思うことは一つ、
僕が政治活動の中で他人に対して思い切って尽くす、
面倒なことを引き受ける、
苦労をいとわない、
人の悪口を言わない
政治的な駆け引きもしない
それが本気で、本当に苦労しているな~とみんなが思えるものならば、
「自分も何か自分の分野でまちづくりしてみようかな♪」
私たちの世代も含めた、いろんな年齢の人に
そんな風に思ってもらえるのではないかというのが
信じる道です。