今日は君津市神門(ごうど)にあった保育園が移転して、
新しく建設された新「人見(ひとみ)保育園」の開園式に行ってきました。
桜が咲き始めた気持ちの良い朝に、
明るい園舎が輝いていました。

英字のL(エル)の形になっています。

真ん中にあるのがゆうぎしつ。
お楽しみ会などさまざまなイベントをするところですが、
真ん中というのがポイントで、
だいたいお遊戯室ってはじにありませんか?
突き当たりのような。
でも人が集まりやすいようにということで、
設計にこだわり真ん中にしたそうです。

んで、オシャレだなと思ったのが、
ゆうぎしつの前の部屋。
真ん中の太い木は鹿野山のもの。
さまざまなでこぼこや筋が入っていて木の質感がたっぷり。
そして明かり。
よく見てください。
それぞれの電灯の大きさや高さが微妙に違いますよね。
空間デザインとか照明デザインの要素も入っています。
「本物に出会ってほしい」
そんな思いをこめたそうです。

僕が意外にすきなのはトイレ。
すっごく明るいですよね。

というわけで、開園式。
こどもたちがトトロのさんぽを合唱したり、
とても素敵な式でした。
いろんな体験をして、すばらしい生活になるように祈ります。
開園式には保育園が移動された側の神門、
そして新たに保育園ができる人見地区の自治会の方々が来ていました。
そして多くの方が挨拶でその努力にふれられていました。
やはり地元から保育園がなくなることは抵抗があったと思います。
そういう中でこどもたちのために協力した方々がいたからこそ、
こういう保育園ができたと尊敬いたします。
建設には設計・建設などを含めて約3億8千万円の税金が使われました。
市民の皆さんのおかげで建設することができました。
それも大切なこと。
さて、ここからは僕の政策提案。
私が調べている、市の関連団体などに、
保育園の運営主体を移管できれば、
この保育園の建設で言えば、1億8千万円は国・県からの補助金でまかなうことができた、
ということです。
保護者にとってはデメリットはありません。
保育士も担任もそのままです。
設備の維持費や人件費などの運営費についても半分が補助金で出るようになるため、
さらにきめ細かい保育サービスもできる可能性もあります。
保育士さんから見れば待遇面の不安があるかもしれませんが、
例えば、その団体への出向という形をとれば、変わりません。
もちろん、
職員の労働組合をはじめとして、
いまのままでいいじゃないか、という声は当然です。
ですが、今、君津市は財政難で、古い保育園がそのままになっている。
虐待や障害のあるこどもに対するサービスをもっともっと
きめ細かくしていかなければいけない状況もあります。
一点、こどもの命を守るために、
ここは決断するべきだと思います。
そして先日の議会でも答弁がありましたが、
小泉改革によって市立保育園の運営するためのお金、
そして建替えするためのお金が一切国から出なくなりました。
これは大きな変化です。
実際に君津市は最近だと小櫃保育園と人見保育園が新しく建ちました。
それにかかったのは10年です。
2園で10年を単純に当てはめると、
今の古い11の保育園を建てなおすのに50年かかるのです。
なるべく早く新しい保育園を、
なるべく決め細やかな育児サービスを、
そういう視点で、あらたな方向をしめしませんか
そういう提案です。
市長も議員も思っていることは一緒。
こどもは宝ということです。
でも、それを守るのは僕たちであり、
必死にならないと、守れません、
どうか市民の皆さんの支援を求めます。
下田けんご