小糸・糠田(ぬかた)地区のこいのぼり★かじめ(海藻)のラーメン★消防委員会開催!
さて明日からは、ゴールデンウィークですね。
※ちなみにNHKでは「大型連休」といいます。
商標にならないための配慮。
最初は、糠田地区のこいのぼりを見ていただきましょう。
ちょうど中小や小糸郵便局があるところから、
小糸中のある方向に、たんぼ中に歩道が整備されています。
塚原・中島線といいますが、
そこを通っていると、何か見えます。

こいのぼりでした。

すてきですね。

聞いてみると、地元の方がボランティアで毎年あげているんだとか。
ぜひ見に行って下さいね。
こいのぼりはこどもたちの健やかな成長を願う意味でしょうから、
それが自分の家のこどもだけじゃなくて、
地域全体のこどもの成長を願っているようで、
より、素敵に見えました。
動画も撮ってみました。
偶然にも、
糠田地区には夏に児童養護施設が開所します。
小糸・糠田地区に建設中の「はぐくみの杜」について
重ねて、君津市みんなでこうしたこどもたちを応援できればと思います。
みなさまよろしくお願いします。
おなかが減ったので、中島のらーめんもみやまへ。
すると、新メニューが!

海藻のかじめを使ったラーメンだとか。
じゃじゃん!

スープにもたくさん浮いています。

海藻のとろみがついていて、魚系のスープとの相性はばっちし。
からだにも良さそうですね。
もしよかったら食べてみてくださいね。
そして、先日は
消防本部で消防委員会が開かれました。
外では訓練をしている隊員たち。

彼らのおかげでぼくたち市民の命が守られています。

(挨拶する鈴木市長、となりは真木よしお消防委員長)
消防行政に関してはある種の独立性があり、
議員や、医師看護師など医療関係者、
元消防団長など消防団関係者などで構成する、
消防委員会が重要政策について諮問したり、報告を受けたりします。
今回はちば共同指令センターの業務について。
2月以降、119番が千葉市につながり、専門スタッフによって
運営されるようになったこと。
今年の消防にかかわる予算などについて説明を受けました。
全体的な予算が減っているため、減少傾向ですが、
総務省から消防団10分団(人見)地区に津波被害などを想定した、
機材などを詰める消防自動車が貸与されることになるなど、
さまざま工夫がみられました。
また、先日の3月議会で
「救急車が到着しても病院までなかなか時間がかかる」
という議論をもとに、
救急のありかたや工夫に関して活発な議論が行われました。
今後とも議会の立場から、よりよい消防のために発言していきたいと思います。
ちょっと関連があるかもしれないので、
先日の報告チラシに入れた、消防団についてのコラムをご紹介して終わります。
★★★★
2013年4月22日発行 議会報告チラシより
下田けんごのコラム
「消防団は、いつでも、どの地区でも、入る人を募集しています」
僕は生まれ育った周南(すなみ)地区の消防団第4分団に入っている。
仕事で行けない事も多くて申し訳ないのだが、
社会人の間、
離れていた君津に帰ってきて、最も「地元」を意識する仲間に会える場所だ。
「ショーボー団っ!」。
田んぼの虫を駆除するための「芝焼き」や
公民館の文化祭などにも消防団は参加する。
そこでは必ず自治会のおっちゃんたちにそう呼ばれる。
名前で呼ばれず、
「消防団、ジュースやるから飲め!」
とか
「消防団、もっと働け!」、
と親しみをこめて呼ばれる。
それが誰かということではなく、
地元の人にとって、「消防団は消防団」なのだ。
その親しみの背景にあるのは自治会が
消防団の活動費の一部を出していることがある、
これは感謝である。
そのおかげで消防団は成り立つ。
もう一つは
おっちゃんの多くも元消防団員だということ。
つまり彼らは先輩で、僕らは後輩になる。
「消防団!」「はいっ!」。そんな感じの関係なのである。
しかし今、消防団は大きな曲がり角を迎えている。
地元を出て就職する若い人が増えた結果、
入団する人は激減。
また地元に残った若い人からも
「飲み会が激しい」とか「先輩後輩が厳しい」
そんなまちの噂から、
本人だけでなく家族が熱心に反対するケースも増えてきた。
昔、消防団に入ることは
ひとつの「憧れ」でもあったと聞く。
地域には青年団や消防団、農業青年団体などがあり、
入りたいと思っても順番待ちで入れない、
そんな時期もあった。
しかし、その状況は大きく変わった。
一つは仕事場の違いだ。
以前は消防団員の職業は農業や自営業が7割で、
3割がサラリーマンや公務員などだった。
だから、
いざ火事が起きたら比較的すぐに駆けつけることもできた。
しかし今、その割合は完全に逆だ。
サラリーマンがほとんどを占め、
自分の地区に職場がある人は少なく、
千葉や東京に通勤している人も多い。
そうした中、
新しく入る人もいない、
そしてどうなったか。
まずは新人と入れ替わりに退団するはずの先輩たちが、
「しばらくの間」残ることになる。
しかしその年数は「異常」に長くなっている。
最初の自治会のおっちゃん達の時代の「消防団」は
4年~5年の任期だった。
それが今はなんと10年以上だ。
僕も新しい人が入る前提で12年の任期が予定されている。
昔と比べ、3倍、4倍の長さだ。
長くなれば、家族の負担、
仕事への影響も昔より大きい事が想像できる。
もうひとつは今の若い世代の雇用の不安定さだ。
非正規雇用の団員もいる、
またコスト削減など厳しい時代で、
消防団に対する理解は限界がある。
想像してほしい。
いざ火事だという時に
「消防団なので行ってきます!」と言って、
上司が、あるいは仕事を代わる同僚が
温かい目で見守ってくれる会社が今そんなにたくさんあるだろうか。
現実に消防団仲間たちはまわりに謝りながら、
頭を下げながら火事場に向かうのだ。
昨日、消防団の集まりに出ると、
年末の火災予防運動の日程を決めるくじ引きがあった。
クリスマスイブも大みそかも
僕らは鐘を鳴らしながら火災予防をよびかける。
みんな家族がある、恋人もいる、可愛い赤ちゃんがいる。
それでも活動する。
市民の皆さんにわかってほしいのはただひとつ。
消防団員のそのまっすぐな思いだ。
議員である僕はメリットがある方かもしれない。
政治という年配者が中心の世界で戦う僕には、
若い世代と出会え、仲間になれる良い場所だろう。
ただ、他の仲間はどうか。
職場で頭を下げ、家族との時間を削ってまで
消防団に参加するメリットなど見つからない。
ではなぜ参加するのか。
それは「地域の安全を守るのは自分たちしかいない」
という自負かもしれない、
「自分がやらなければ誰がやるのか」という義務感かもしれない。
でもどちらにしろ純粋な若い世代の思いだということを伝えたい。
それも
より厳しい時代の中で頑張っている若者の思いだということを。
火災予防の呼びかけにも「うるせぇ」と苦情が出る時代だ。
それでも消防団は頑張っていく。
市民の皆さんも火災現場で、
あるいは休日に
いざ火事の時に使う水の設備を
フタを開け閉めして
点検する青い服の消防団を見ることもあるかもしれない。
または自分の家族や知り合いが
消防に誘われることがあるかもしれない。
そんな時はほんの少しで良いので、
地元を守る消防団の心に
思いをはせてくれたら嬉しい。(下田けんご)
