ゴミ袋有料化、周西幼稚園の廃止?、君津市はどこへ向かっているのでしょうか。
ほんの少しで良いので、読んで下さいね。
若手市議の会の仲間の船田けんじさんのチラシも一緒でした。
ぜひお読みください☆

さて、全国紙をにぎわせたのは、
君津市が市の公用車を車検切れのまま使っていたとの報道でした。
市長が法律にしたがって仕事をする市役所が、
法律をやぶり、申し訳ない、
との鈴木ひろくに市長のコメントがありましたが、
私たち普通の人でも車検切れの車、乗らないですよね・・・
一事が万事とはいいませんが、
こういうことを許す雰囲気の職場では、
どんなことが起きるのでしょうか。
職員の方から連絡があり、
「サービス残業等、違法行為が横行している」
との話(※確認できていないので話のみ)もありました。
例えば、今回具体的に、コメントのほかに、
市長はどんな対策を取るのでしょうか。
車検切れを起こさないためには、
まず、
①今回、車検切れに気づいた職員の働きを評価する。
これをしてるかなー。
②車検の切れていた間、その公用車を使っていた職員を処分する。
こういうことをきちんとすれば、
本来の意味で再発防止につながると考えます。
しかし市民から見えたのは市長の冒頭のメッセージだけ。
国が進める、
人口減少と高齢化に、どう前向きに行動していくか、というのが地方創生ですが、
君津市でも周南、小糸など地区単位で、
まちづくり懇談会が開かれました。
現状の課題と戦略を立てるのに、
市民の声を聴くというのが狙いでしたが、
そこに出席した市民の方からお電話をいただきました。
「出席した市民は数人、
職員はデータを読むだけ、
市長は来ない、副市長も来ない、
今までの総合計画など大きな計画の時には
少なくとも、市長か副市長のどちらか必ずいたのに。
すごく将来が不安になった」
とのことでした。
まちの将来を市民と話し合う機会に、
市長と副市長が欠席して、
どんな重要なことをしていたかはわかりませんが、
市民の方の不安はもっともです。
確かに地方創生の国の予算をきちんと受けるための、
やらなければならない、アリバイ的な会議の側面もあるのでしょう。
しかし、地域の子供が減っていること、
お年寄りが増えていること、
その中で財政が悪化して、
地域経済でも、みんなの暮らしでも、
悪い循環が続いていること、
そのことと向き合うために、
市民と話をすることは、
けっこう優先順位高いことじゃないでしょうか。
それを欠席する、
その意味が分からないです。
【衝撃です】
そして、君津市役所は、学校や公民館などの
公共の建物を維持するのに、
40年で1277億円が必要だと初めて公表しました。

【写真:市立保育園の柱(当時)】
これから毎年1年平均で、32億円ですよ。
これまでの予算の使い方に加えて、
どうやって、30億円作り出すのですか。
市の貯金も残りはほとんどないのです。
【毎年30億、1200億円がかかる君津市の老朽化、基本方針の35ページを見て下さい】
もうひとつは、
これは市民がひっくり返るほどの情報です。
それを市のホームページにしれっと載せる。
それは説明責任じゃないです。
みなさんは知っていましたか?
みなさんが知っている市議はこのことを説明していましたか?
せめて、具体的な改修計画、
お金の算段、
そしてこれまでツケを先送りしてきたことを、
副市長なりが会見して、
解決策、取り組む姿勢を見せて、
初めて釣り合う衝撃的な数字です。
簡単な予想として、
「もう一年、計画を詰めてからにしよう」
「もう少し、経済が好転したら、税収が増えるのでは」
そんな議論が、内部ではなされたのかもしれません。
でも、です。
1年先送りしたら、どうなりますか?
2年たったらどうなりますか?
答えは一つです。
全部、今のこどもたちがそのツケを全て背負います。
そして次を見て下さい。
【君津市版・事業仕分けの衝撃】
市役所は先日、
事業仕分けの結果を公表しました。
衝撃です。
市立周西幼稚園 ー廃止
コミュニティセンター ー廃止
社会福祉センター -廃止
地域福祉推進センター -廃止
ひとり親家庭住宅助成 -廃止
第3子への子だから給付金 -廃止
一人暮らし高齢者見守り事業-廃止
老人憩いの家事業 -廃止
身体障がい者住宅改修助成 -廃止
スポーツプラザ運営事業 -廃止
旧国民宿舎清和事業 -廃止
農業担い手総合支援事業 -廃止
こどもの安全確保プログラム-廃止
合同生徒会事業 -廃止
夢未来コンサート事業 -廃止
芸術文化助成事業 -廃止
こどもや障がい者、
福祉、文化芸術、
そういったものを軒並み廃止する内容です。
もちろん見直しは必要。
しっかりと情報を見た市民からの反発は一部であったようで、
市長や幹部は「これは委託した外部業者の仕事」と説明しているらしい。
だけど、資料を良く見てみると、
廃止する期日が入っている。
これは内部の検討や聞き取り、
そしてどうしたい、という意図がないと入れられない話。
だから市長ははこの方向でやりたいということだ。
でもこういう予算を全て削って、
いったい、どんなまちにするのか。
そのまち、
ビジョンもなく、
お金がないから、
といって市民向けの予算を削るまちに
未来があるだろうか。
この情報も、
シレッとホームページに載っていただけ。
「君津市版事業仕分け」の衝撃的な内容
これくらいの財政危機にあるから、
苦渋の決断ですという説明も、
ここは削りたい、
ここは守りたい、
そんな説明もない。
でも考えてみて下さい。
たとえば、
周西幼稚園に最愛の子どもを通わせている親ごさん、
一つ一つの事業に関わっている人たち、
突然廃止されたらどうなるのか。
そういう人たちに、どれだけの話を聞いたのか。
このようなまちづくりや市役所運営は、
決して、全国で行われているわけじゃありません。
これに納得する議会ってなんですか?
市長は「財政は大丈夫」と言ったでしょう?
全ては市民の選択の結果といえばそれまでですが、
このまちは一部の人たちのものではありません。
君津市はこどもたちの大事なふるさとです。

もう一つの新聞記事。
財政は大丈夫、そういってから1年たたずして、
君津市は国から地方交付税をいただく、交付団体となりました。
国からの財政支援は良いことです、
しかしその理由は税収が減ったこと。
論理の破たんだけなら良いです、
その先にある君津市のすがたは?
4月からは無料だったゴミ袋が有料化され、
1世帯あたり4千円の市民の負担が増えます。
ゴミを減らすため、そんな説明をしていましたが、
市民のみなさん、その言葉、信じることができますか?
下田けんご